HIRANO STYLEの家づくり

敷地を読む

敷地を読む

住まいにはその土地にあった佇まいがある

shikichi-1.jpg 住まいづくりは敷地を見なければ何も始まりません。
お客様の敷地を最大限に活かすには、どうしたらいいか。周辺環境はどのように変わっていくだろうか。
まずは現地で敷地を読むところから進めなければなりません。

それを読み取るためには、その土地を歩き、遠くからその土地を見、もう一度戻ってきて周りをゆっくり眺めることです。
できれば、晴れの日、雨の日、夏の日、冬の日、いろいろな状態のなかで歩くことです。

そうして考えることは
● 近隣の開口の位置や植栽の位置
● 周りの空き地の変化予想
● 駐車スペース
● アプローチの動線と建物の見え方
● 活かせるスペース 捨てるスペース
● 街の景観
● 太陽の道
● 風のみち
● 道なりの家、道なりでない家  など
shikichi-3.jpgこれらを考えていくと、敷地の境界や道なりに、ただ平行に家が建っている街並みが不思議に感じることもあります。

家は街をひとつのフレームとした環境の一部です。
山の中の一軒家ならいざ知らず、住宅は単独で建つということはまずありません。
たいていは多種類の建物に取り囲まれます。
だから、こうした周辺環境を読み取ることが大切です。

お客様の要望や経済的条件を一緒に考えながら、その土地にどんな建物をのせれば美しい風景になり、新しい住まい手が快適な住環境を得ることができるだろうか。

すべての家が建ったばかりで、当分建てかえのない新興住宅地は別として、どう建て替えが発生するかわからない建物が周囲にあるときも、細心の配慮が必要です。


shikichi-4.jpg 他人の借景となる家をつくる

日本の造園の手法の中に「借景」という技法があるのは有名です。
それは、周囲の景観をどう自分の作庭の中に取り込んで風景としての庭をつくるかという手法であって、かなり完成された手法ではあります。
でもそれは、自分の家の中から他所をどう見るかということが重視されているだけであって、自分の家が外部からどう見えているかという視点の部分が欠けているように思います。

shikichi-5.jpg つまり、日本の家は玄関まわり、門まわりの外観などにはかなり気をつかっているけれども、実は家の全体を他人から見られる、という意識が少ないのではないでしょうか。

美しい家を風景のなかに参加させて、より風景を美しくする、という考えを持ち、周りから見られても、「次に建てるなら、あんな家がいいなぁ」 と、思われるような家づくりをしたいと考えています。